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サステナビリティ・ブランディング【Weekly News#2】

おはようございます!
フォワード(現:バイウィル)、マーケティング担当です。
どんよりした天気が続き、この時期晴れ間が恋しくなります・・・
今週も1週間、元気にお仕事頑張りましょう!


はじめに

さて!先週からスタートした「サステナビリティ・ブランディング」Weekly News。これは、サステナビリティやパーパス浸透などの動きが活発になっているものの、まだ世の中での事例が蓄積されていないという現状に対して、取り組みに尽力される皆様へ向け、少しでも役立つ情報をお届けできればという思いでスタートしたものです。

今週も企業のサステナビリティやSDGsに関する最新の情報をお伝えします!

(1回目の記事はこちら)


今週は、「スターバックス」「コメダ珈琲店」の取り組みです!

スターバックス
「フタなしでドリンクを提供、全国へ広げる」

【概要】
スターバックスコーヒージャパンは、店内で提供する全てのアイスドリンクをフタなしで提供すると発表。4月から実証実験をしていた一部の店舗から好意的な意見が集まった結果、6月13日より取り組みを全国へと拡大しました。「フタなしではこぼれてしまいそう」といったマイナス面も懸念された中、「香りも楽しみながらお召し上がりください」といったお客さんへの共感を呼ぶような接客が自発的に行われたり、代わりに提供される透明の樹脂製グラスの見栄えの良さなどから「脱プラ政策」がお客さんに受け入れられているというニュースです。

【注目のポイント】
サステナビリティ活動の過程では、企業も消費者側も何かしらの「我慢」(企業にとってはコストがかかりやすく、顧客にとっては紙ストローはすぐふやけて飲みづらいが環境のために我慢するなど。)が生まれがちです。

そんな中、スターバックスの接客で実際に行われた「香りも楽しみながらお召し上がりくださいね」には、むしろフタがないことで新しい楽しみ方ができるかもしれない!というベネフィットをお客さんに感じさせる一言になっていますよね。

「環境のためには仕方がない」「必要なことだから妥協しよう」ではなく、企業活動に顧客が携わるメリット(=ベネフィット)を見つけ出し、訴えかける」ことで、取り組みに対して消費者が好意的に受け取りやすくなります。こうした視点を意識してみてはいかがでしょうか。


コメダ珈琲店
「コーヒー産地の女性応援プロジェクトがはじまる」

【概要】
株式会社コメダは、ブラジルでコーヒー豆を栽培する女性たちを応援するプロジェクトを始めました。
プロジェクト実施にいたる前には、2021年9月から約3か月にわたってお客さんによる投票企画が行われました。これは、コーヒー生産地にまつわる課題を解決するために「女性の活躍」「子どもたちの笑顔」「産地の環境」3つの中からお客さんの共感が一番集まったものに対して、コメダが支援を実施するという企画で、最も票を集めたのが「女性の活躍のため」でした。

スタートしたプロジェクトの応援内容は、ブラジルでコーヒー栽培を行う女性たちの社会進出をサポートするもので、栽培知識や農園経営について学べる機会となっているということです。

【注目のポイント】
消費者から関心をもってもらうためにはどうしたら良いか・・・
企業がサステナビリティ活動を進めるときに様々な試行錯誤があると思います。今回の取り組みのように、投票の結果が社会貢献に繋がるというのは消費者にとって高い参画意識をもつことに繋がります。さらにこの先の応援プロジェクトの動向にも注目し続けてもらえるのではないでしょうか。

そして、この活動はコメダコーヒーが掲げる50周年ミッション「心にもっとくつろぎを」というサステナブル活動の一貫にあたります。お客さんにこの先ずっとくつろぎを提供し続けるためにはコーヒー生産地で起きている社会課題を解決しなければならないというミッションの元、ミッションに繋がる様々な活動を行っているのです。

サステナブル活動専用のHPも開設されていて、中にはサステナビリティへの思いを込めたアニメ動画もありますので、ご覧になってみてはいかがでしょうか。

今週は2つのニュースを紹介しました。
サステナビリティ・ブランディングに取り組まれる皆様にとって少しでも
役にたつ情報になっていれば幸いです。

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