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一人ひとりの意志の力で、サステナブルな日本へ【バイウィル代表ブログ Vol.1】

初めまして!株式会社バイウィル、代表取締役CEOの下村と申します。

バイウィル誕生以来、代表取締役として私たちの想いを直接発信することはあまりなかったのですが、これからは私と代表取締役COOの伊佐から、バイウィルに関するさまざまなテーマで、皆様に想いをお伝えしていきたいと考えています。何卒、よろしくお願いします!

バイウィルは2023年4月に、「GX支援事業を行っていたWaara株式会社」と、「ブランドコンサルティング事業を行っていた株式会社フォワード」の2社が統合して誕生したばかりの会社です。
ずっと愛される日本を。意志の力で。』というパーパスを掲げ、「GX支援事業」と「ブランドコンサルティング事業」で日本のサステナビリティを推進していくことを生業としているのですが、その辺りの詳しい事業内容をお伝えする前に、まずは私が何者かということについて、お伝えしたいと思います。代表ブログ第1回目は、私の自己紹介と、仕事への想いについてです。

社長になる夢を追いかけた新人時代

家族の影響もあり、学生時代からの夢は「社長になること」でした。ですが、当時の私は「社長」や「会社経営」なんて、もちろんよくわかりません。そのため、学生時代は普通の就職活動をするのではなく、新聞や雑誌に載っている「社長」と呼ばれる方へ手紙を出すところから始めました。30名ほどに手紙を出して、3名の経営者の方にお会いできることに。お話を伺うなかで口を揃えておっしゃったのが、「お金に強くなれ」ということでした。

「お金に強くなるためには??」を自分なりに解釈し、よくわからないながらもまずは公認会計士を目指すことにしました。2年ほど猛勉強し、無事合格。ですが、もちろん会計士になりたかったわけではないので、ファーストキャリアには会計系のコンサルティングを行う、株式会社エスネットワークスを選びました。当時のエスネットワークスはまだ社員40名くらいのベンチャー企業で、社長も若かったですし、お客様もベンチャー企業ばかり。だからこそ、対峙するお客様も社長の方が多かったのです。やはり私が目指していたのは「社長」だったので、多くの社長と話せる環境を求めていたこと、また、社内の環境も自身の夢に一番近そうだと考えての決断でした。

働きはじめてからもギャップはなく、一心不乱に、楽しんで仕事をしていました。3年ほど経ったころ、とある会社からCFOポジションのお誘いをいただきます。当時はすでにマネージャーなども経験し、ある程度やりきった感覚もあったため、そのお誘いを受けようと思い、社長に退職の話をしました。
すると、「お前がなりたかったのはCFOなのか?社長じゃなかったのか?」と言われたのです。さらに、「資金を渡すから、大阪拠点を立ち上げてきなさい。お金がなくなったらそこで終わり、それまで自由に戦ってみなさい」と……。
知り合いも、もちろんお客様もいない土地での挑戦を、「返事は明日まで」と叩きつけられたんです(笑) ですが、私もあまり迷いませんでした。明確に、その道のほうが社長には近いなと考えたためです。大阪での社長業のようなことをできるわけですから。

大阪に到着した後のことは、今もよく覚えています。初日は大阪の地図を買うところから始め、翌日は阪神甲子園球場で野球を観戦。とにかく「大阪を好きになろう」という一心で行動しました。

『社長になりたい』→『意志ある人をサポートしたい』に……。

ただ、仕事はなかなか苦労しました。頼れる人もいなければ、もちろんお客様もいない。預かったお金は減る一方でした。人に出会えそうな交流会に参加しては、その場で次の約束を取りつけて、「この方に役立つ情報はなんだろう」「どうしたらその次も会ってもらえるだろう」と考え続けました。
そのように一生懸命に行動していたら、気づけば助けてくださる方が周りに増えていました。見知らぬ大阪の地で、何もない私を、親身になって助けてくれる方々と出会ったのです。
今でも、その方々を「血のつながっていない親戚のおじさん・おじいちゃん」と呼ばせていただいていますが、その方々のおかげで、有り難いことに徐々に成果が出てきました。

元々はたったひとりで始めた大阪拠点でしたが、8年が経ったときには、お取引範囲も大阪、名古屋、福岡と広がり、メンバーも45名ほどになっていました。その間、東京にいる社長からは、何のアドバイスも苦情もありませんでした。当時は「なんだよ」なんて思っていたのですが(笑)、自分も経営者になったからこそ、あの決断は本当にすごいなと思います。私は、当時の社長がいなければ、今の自分はなかったと思っています。今でも当時の社長にはよくしていただいており、私にとってはビジネス上のお父さんです。

そのようなお父さん、親戚のおじさん・おじいちゃんとも呼べる人に助けていただくなかで、かつて抱えていた「社長になりたい」という願望はなくなっていました。その方々にたくさんの感謝があり、とにかく恩返しをしたい、という想いに変わっていましたね。とはいえ、その助けてくださった方々に対しては、まだまだ私から返せるものはありません。そのため、大阪を出るときには、お世話になった方々に対して「私も、皆さんにしていただいたのと同じように、夢ある10歳20歳下の人たちの支援をしていきます」ということを宣言しました。

その決意を胸にエスネットワークスの東京本社に戻り、その後は経営管理本部長や三井住友銀行への出向等を経験します。そして、社長がエスネットワークスから去るタイミングで私も退職を決意。親戚のおじさん・おじいちゃんへの約束を果たすべく、“ユメあるヒトを勝手に応援する会社”として「未来工房」を設立しました。私もようやく、応援したい夢や意志のある人たちに、直接の支援ができるようになりました。

「自分がサポートするしかない」という想いから、サステナビリティの世界へ

そんなとき、先述した「親戚のおじさん」と呼ぶ方から、Team Energy株式会社という会社を紹介されます。現在、バイウィルの株主にあたる会社です。Team Energy社の中村代表からお話を聞くなかで、この方をご支援したい、私にも何かできるかも、との想いをもち、ジョインさせていただきました。

Team Energyグループのなかでもさまざまな役割を任せていただいたのですが、経営に関わっていたうちの一社であるWaara株式会社が、とある事情から存続の危機を迎えました。
そのような局面でもお客様はもちろんいらっしゃって、社員もいます。また、危機に面していることを知りながらも新たにサポートに加わってくれた仲間もいたなかで、「これまで自分がしてもらってきたように、自分がこの会社を支えるしかない」という覚悟が生まれ、2022年には社長に就任しました。

当時のWaara、また、今もバイウィルがいるサステナビリティの世界は、いわば大きな追い風が吹いています。一方で、世界的にも、日本国内でも、皆が力を合わせなければ変化を起こしきれない領域でもあります。実際にお客様に接するなかでも、「GX(グリーントランスフォーメーション)を推進したい」「サステナブルな社会にしていきたい」と願いつつも、どうすればいいのかわからないという方々がたくさんいらっしゃるのです。そんな方々の想いを叶えたい一緒にサステナブルな日本を作っていきたい。そう本気で思い始めていましたが、とても大きなテーマなだけに、Waaraだけの力だけでは、世の要請にどうしても応えきれない、その風の速さに間に合わないという焦りがありました。

そこで、一緒に仕事をしたいと思ったのが、同じくTeam Energyグループで「サステナビリティ・ブランディング」を提唱していた株式会社フォワードでした。私はフォワードの顧問として経営にも少し関わっており経営陣の人柄も知っていたため、自身の仕事に対して熱い想いのある、心ある人たちとともに日本のサステナビリティを支援していきたいと思うようになったのです。

サステナビリティの主役は、“想い・意志のある人達”

そんな経緯を経て、2023年4月、2社が統合して「株式会社バイウィル」が誕生しました。
私たちはサステナビリティ事業として、これからの地球を守るため、次世代に誇れる日本を残すという社会的要請に応える「クレジット創出・売買」「GX人材の育成」と、長く愛される企業を創る「ブランディング」というソリューションを持っています。まずはこれらの方法で、あらゆる企業、ひいては日本全体のサステナビリティを推進していきます。

ただ、私たちがその主役である必要はありません。サステナビリティというテーマは、誰か一人、どこか一社だけの力でどうこうなるものではありません。私たちは、日本全国にいらっしゃる“想いや意志のある方々”を支えて、繋いで、応援できる存在でありたいのです。これは、私たちのこだわりです。

サステナビリティで世界を変える」なんて、甘いものではないことは百も承知です。ですが、さまざまな方の想い・意志を紡いでいくこと、私たちとご縁のある方をこの世界に巻き込ませていただくこと、それらを今、私は強い意志をもって実現するのだと決めています。

ぜひこの想いに共感していただける方と、これからの道のりをご一緒できたらと思っております。

代表取締役 CEO 下村 雄一郎

財務・会計コンサルティングの株式会社エスネットワークス執行役員、他数社の社外監査役を歴任。

“ヒト”と”モノ”“カネ”を武器にしたプロデューサーとして、上場会社および未上場会社の管理・経理・財務を担当する傍ら、M&A、ファイナンス、業務改善、BPR、IPO、事業再生支援等を行う。
Waara株式会社代表取締役を経て、2023年4月、株式会社バイウィル代表取締役CEOに就任。


現在、バイウィルでは幅広いポジションにて積極採用中です。
少しでも弊社にご関心をお持ちいただけていましたら、ぜひ以下からお気軽にお問い合わせください!

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