「これがブランドコンサルのやりがいか!」と感じた話、聞きました!
こんにちは!
株式会社バイウィル(旧社名・フォワード)、HR担当の木村です。
「ブランディング」は、一朝一夕で成果が見えるものではありません。数年単位の長い年月をかけ、地道に創りあげていくものです。
そのため、「そんな長い道のりだと、コンサルタントが達成感ややりがいを感じられるタイミングはあまりないのでは?」というご質問を頂くことも。
ですが、もちろんプロジェクトの途中にも、コンサルタントが「これがブランドコンサルティングのやりがいか!」と感じるシーンはたくさんあるんです!
そこで今回は、コンサルタントがやりがいを感じたというシーンの中から、特に記憶に残っているというエピソードを2つご紹介いたします!
はじめに;ブランディングで生まれる変化って?
弊社ではブランドコンサルティングとして、ブランド戦略策定から、インナーブランディング、アウターブランディングと幅広くご支援しています。
そのなかで生まれる「変化」には、目に見える明確なものと、そうでないものがあります。
たとえば、ロゴやブランドスローガンの改定、ブランドカラー変更などの施策は、誰の目にも変化が明らかですよね。弊社メンバー内でも、「○○様の新しいビジュアルの広告、街で見たよ!」という嬉しい共有がなされることもあります!
このように、目に見えてわかる変化を生み出し、かつ、それが社会にも広がっていくというのは、たしかなやりがいです。
ですが、今回メンバーから「特に印象に残ったエピソード」として挙がってきたものは、インナーブランディングを経て「クライアントの社員・従業員の方々の反応が変わる」ことでした。
≪Episode 1≫ それぞれの仕事に納得感を
あるtoC企業様のミッション・ビジョン・バリューを策定するプロジェクトでのお話です。
その企業様がおられるのは、昨今デジタル化が急速に進んでいる業界。
Web上で完結するサービス提供が主流になっているところ、変わらず「紙」で届けることに強みとこだわりを持っておられました。
ですが、従業員の皆様には、少し懐疑的な部分もあったそうです。
「これからさらにデジタル化が進んでいくだろうなかで、本当に紙媒体にこだわるの?それで勝っていけるの?」と不安が生じることも多かったと聞きます。
そんななか、弊社がご支援させていただき刷新したビジョンには、「ストーリーを届ける存在であろう」という想いが込められました。
これは、「自分たちがこれまで紡ぎあげてきた・これからも紡いでいくストーリーはWebでは語り切れない。実際に手にとって、めくって、味わえる『紙』という媒体だからこそ伝えられるものがある。それが我々の価値なのだ」ということを、従業員の方々に伝えるものでもありました。
こうしてお客様とともに創ったミッション・ビジョン・バリュー。創るだけでなく、浸透するところまで伴走するのがバイウィルのポリシーなので、従業員の方へのお披露目会や、ムービー制作などの浸透施策も一緒に取り組ませていただきました。
その結果、まだまだ道半ばにもかかわらず、すでに従業員の方々が業務に向かう姿勢が変わり、売上にも跳ね返ってきたという嬉しいご共有が!
もちろんバイウィルの成果というよりは、従業員の皆様の努力によって成し遂げられたことですが、とても嬉しかったと担当コンサルタントは言います。
このプロジェクトは、何かを180°変えたというわけではありません。あくまで、会社が目指す方向を改めて示し、それぞれが担う仕事の価値を再確認する、ということを、理念体系の見直しを通して行いました。
このように、私たちのご支援によって、従業員の方々が納得感を持って仕事ができるようになるという変化を起こすことができるのも、ブランドコンサルティングの醍醐味のひとつです。
≪Episode 2≫ 会社が変わる瞬間に立ち会える
とある別のお客様では、行動指針の策定をご支援させていただきました。
そのプロジェクトでは、バイウィルが設計したワークショップを通し、従業員の方々を中心として行動指針案を作成。従業員代表が経営層へプレゼンをし、承認をいただければ晴れて策定となる、というプロセスを予定していました。
ワークショップが始まった当初、実は、従業員の方々はそこまで乗り気というわけではなかったそうです。日々の業務がお忙しい皆様にとっては、当然の反応ともいえます。
ですが、回を重ねるごとに徐々に熱を帯びていき、最終的にはバイウィルが準備した場以外でも、行動指針について考えるミーティングを自主的に開催してくださるほどに!
このような変化を期待し、さまざまな仕掛けを施していた担当コンサルタントではありましたが、実際に目の当たりにするととても嬉しかったと話していました。
そうして、素敵な行動指針案が無事にまとまり、バイウィルメンバーと従業員代表の方々とで練りに練ったプレゼンの日。
たくさん準備をして自信をもって臨んだ場でしたが、経営層の方々からはどちらかというと否定的なご意見が。その日は一度お開きとし、リベンジの機会をいただくことになりました。
今度こそ承認をもらえるよう、ご指摘を受けた事項を含めてさらに考えつくし、迎えたリベンジのプレゼン。
ですが、またしても否定的な空気が……。もはや、「行動指針って本当に必要?」という雰囲気にまでなりつつありました。
そのとき、社長が突然立ち上がり、「そんな態度ではだめだ!」と一言。
ご提案していた行動指針には「スピード」を表すようなものが含まれていたのですが、「行動指針にスピード感を大切にしようとあるけれど、みんなスピード感を持てていないじゃないか。やはりこれからの会社に必要な要素だよ!」と言ってくださったのです!
そのおかげで、ほかの経営陣も納得され、行動指針の決定に至りました。
この出来事だけでも、その場をリードしていたコンサルタントは「会社が変わった」という感覚を持てたそうですが、これにはさらに後日談が。
実は、それまでの社長は、今回のように強く前向きな想いを皆に伝えるような方ではなかったそうです。一緒にプロジェクトを進めている事務局の方がそれを教えてくださり、「このプロジェクトを通して、バイウィルさんのおかげで社長が変わったんですよ!」と声をかけてくださいました。
おそらく、社長が変わられたのはバイウィルのおかげというわけではなく、プロジェクトに関わってくださった従業員の方々がどんどん前向きに変わっていく姿をご覧になったからだと思います。従業員の皆様の熱意が、会社を変えたのです。バイウィルはそのきっかけを創ったにすぎません。
ですが、担当コンサルタントは、まさにこの瞬間を生み出すために自分たちは仕事をしているんだ、と改めて仕事の意義を見出したといいます。
「会社が変わる」きっかけを創り、その貴重な場面に立ち会える。ブランディング支援という仕事の価値を実感するエピソードでした。
おわりに
「ブランドコンサルティング」は、クライアントの従業員の方々や、さらにその先にいらっしゃるお客様の認識を変える仕事です。
クライアントの「良いところ」をもっと伸ばすため、伝わりきっていない「想い」をもっと社内外に伝えるため、弊社は長い期間をかけて伴走していきます。
今回の記事を通して、「ブランドコンサルティング」という仕事の魅力が伝わっていたら幸いです。
お読みいただき、ありがとうございました!
現在、バイウィルではコンサルタントポジションにて積極採用中です。
24新卒、第二新卒、シニアコンサルタント、マネージャーなど幅広く募集しております!
今回の記事で少しでも「ブランドコンサルティング」にご関心をお持ちいただけていましたら、ぜひ以下からお気軽にお問い合わせください。