サステナビリティ・ブランディング【Weekly News#5】
こんにちは!
マーケティング担当です。
サステナビリティ・ブランディング「WeeklyNews」第5弾!
今回は「ユニクロ」と「メルカリ」の取り組みをご紹介します。
ユニクロ~参加したくなるサステナビリティキャンペーン
【概要】
7月1日からスタートした「JOIN:THE POWER OF CLOTHING」。これはユニクロが実施する2つの取り組みによって、消費者に環境課題に関することを知ってもらい、地球をより良くする活動につなげていくというキャンペーンです。
一つ目の企画は、リサイクル素材で作ったドラえもんのぬいぐるみや、対象のサステナブル商品を購入すると、その売上から約1億3000万円が海洋ごみを減らす活動に役立てられるというものです。
二つ目は、プラスチック問題や、海ごみ問題を学ぶことのできるコンテンツが紹介されている特設サイトを通して、消費者が気軽に環境課題の情報に触れられるという企画になっています。
【注目のポイント】
サステナビリティ活動を企画し、実際に行動にうつしても、認知されなければ広がりをもてません。認知されるためのポイントの1つは消費者が「何か良いことができた」という感覚になれるかどうかです。
衣類は生活必需品ですのでどこかのタイミングでは購入しますよね。せっかく消費をするならば、環境に優しい商品を買って、「ちょっと貢献できた!」というようなポジティブな気持ちになれたら嬉しいです。
広く活動を認知してもらいたい時は、この心理をおさえ、消費者が社会貢献に関わっていると感じられるような設計を行ってみてはいかがでしょうか。
メルカリ~「自社の研修ノウハウを社外に公開」誰もが活躍できる環境を創る
【概要】
メルカリは2021年から、LGBT+への理解を深める自社プログラム研修「Mercari Pride E-Learning」を全社員に向けて行っているそうです。「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」というミッションを実現していくための一環としてその研修も位置付けられています。この度多くの要望があったという背景から、その研修資料や動画を社外にむけて公開することに。LGBT+について沢山の人が知ることで、誰もが活躍できる環境を創りたいという強い思いが表れています。
【注目のポイント】
社内向けの取り組みを、まるごと外部に公開するというのは大胆であり勇気のいる行動に感じます。そして何より、メルカリがミッション実現のために多様性を受け入れられる人材を育てることに本気だと捉えることもできますよね。
重要な社会課題の一つとなっている、LGBT+への理解を深める姿勢を社外に示すことで、「本当にできているか・・・」外から見られる目は厳しくなるかもしれませんが、取り組みに対してメディアや世間からの注目を集めることができるのではないでしょうか。
また、公開したノウハウが、一般の方や他の企業に広まっていけば、結果的に大勢の方の役に立つことに繋がります。
もしかしたらこうした行動を起こす企業は増えてきているのかもしれません。【WeeklyNews#3】でご紹介した「ピジョン」の取り組みと共通点があると思ったので、ぜひそちらもご覧になってください。
今週は「ユニクロ」と「メルカリ」二つのニュースをお届けしました。
企業でサステナビリティ浸透・発信に携わっている方々にとって、少しでも役立つ情報になっていれば幸いです。
また来週もお届けします!