楽しく学んで好きになる!消費者の心に残るサステナビリティの取り組みとは~サステナビリティ・ブランディング【Weekly News#14】
おはようございます!
マーケティング担当です。
先週は祝日が続きましたね。しっかり休むことができましたか?9月も最終週に突入!今週も元気に頑張りましょう。
さて、今週のWeekly Newsでは、江崎グリコが取り組むサステナビリティ活動をご紹介します。江崎グリコは、今年で100周年を迎えたということで、去年「Glicoグループ環境ビジョン2050」を策定。環境分野における問題に対して活動を加速させていくと定めました。
その一環として行われているのが、今回の活動です。
江崎グリコ~小学校に出張授業!リサイクルの楽しさ学んでもらう取り組み
【概要】
江崎グリコ株式会社は、千葉県にある流山市立新川小学校の小学生(4年生、60名を対象)に、『リサイクルの楽しさを伝える』出張授業を行いました。
授業に用いられたのは、新しく開発された『植物生まれのプッチンプリン』。植物生まれのプッチンプリンとは、卵・乳アレルギーを持っている方やライフスタイルに違いがある方でも美味しくプリンを食べられるように開発された商品で、全国の小学校給食への導入も検討されているそうです。
この出張授業は6月に開かれ、講義の時間ではリサイクルの大切さを。その後のワークショップでは、植物生まれのプッチンプリンの容器を使い、リサイクルとアップサイクルを考えるゲームが行われました。
授業に参加した子供たちからは、「リサイクルが、こんなに色んなものに変えて使うことができて、楽しいこととは知らなかったです。」「これからも色んなおもちゃや楽器を作ったりして、リユース、リサイクルを続けていきたいです。」といった感想が寄せられたそうです。
また、この出張授業のプログラムは現在も続いています。夏の給食で提供された、植物生まれのプッチンプリン容器を子供たちから回収し、10月ごろに、プッチンプリンの文房具へとアップサイクル。子供たちに向けてプレゼントするということです。
【注目のポイント】
このプロジェクトは、6月〜10月までの約4ヶ月に渡って子供たちとの接点を持ち続ける取り組みとなっています。6月の授業にはじまり、8月頃には学校の給食で植物性のプッチンプリンを食べる。そして10月には、リサイクル容器が文房具になって子供たちの元に帰ってくる。1度きりの接点ではなく、長い期間をかけて、複数の接点を持たせることで、子供たちの印象にも強く残るのではないでしょうか。皆んなで同じプリンを食べて、同じ文房具をもらって、純粋に『楽しい!嬉しい!』という気持ちになってもらえそうです。
企業としては、このような活動を企画・実行することで、少しでも消費者の記憶に留まり、商品や企業のことを好きになってもらいたいという思いも叶えていきたいところです。
その点においても、『楽しい体験を通して学びに繋げる』ということに加えて、『1度きりではなく、複数回接点をもつ』ことを掛け合わせることで、自然と好感度を高めていけるのではないでしょうか。
今週は、江崎グリコの取り組みに注目しました。食べたプリンの容器は、どのような文房具に生まれ変わるのでしょうか。
子どもたちの勉強を支えるアイテムとして役立っていくと良いですね。
最後までご覧いただきありがとうござました。